ベトナム政府は、2026年5月15日付で医療・タバコ分野における行政処分を改定した新政令(政令第90/2026/NĐ-CP号)を施行しました。これにより、従来の紙タバコだけでなく、近年普及している電子タバコ(Vape)や加熱式タバコへの取り締まりが劇的に強化されています。
旅行者の「知らなかった」では済まされない高額な罰金リスクや、今すぐ対応すべき重要な注意点をまとめました。
主な違反行為と罰金額の一覧
今回の法改正では、観光客が持ち込みがちな電子タバコへのペナルティが非常に厳しく設定されています。また、違反タバコ製品の流通や警告表示義務違反など、事業者向けの罰則も含めると最高4,000万VND(約24万円)の罰金が科せられます。
| 違反行為 | 罰金額(目安) | 補足・追加処分 |
| 電子タバコ・加熱式タバコの使用 |
300万 〜 500万 VND (約1万8千〜3万円) |
デバイス(機材)はすべて没収・強制廃棄となります。 |
| 禁煙エリア(公共の場など)での喫煙 |
20万 〜 50万 VND (約1,200〜3,000円) |
空港、ホテルロビー、観光地、飲食店など |
| 施設内での電子タバコ使用の黙認・放置 |
500万 〜 1,000万 VND (約3万〜6万円) |
ホテルやツアーバス等の管理者が対象 |
| 16歳以上18歳未満の喫煙 | 20万 〜 50万 VND | 未成年者の喫煙への取り締まりも厳格化 |
旅行者(ツーリスト)へのアドバイス:せっかくの旅を一服で台無しにしないために
「旅先でのリラックスタイム」が高額な出費に?
ベトナムでは現在、電子タバコや加熱式タバコの製造・販売だけでなく、個人による所持や使用も違法として厳しく取り締まられています。楽しい旅行をキープするために、以下のルールを徹底してください。
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電子タバコ(Vape・アイコス等)は日本でお留守番させる
ベトナム国内で使用しているところを見つかった場合、300万ドン以上の罰金が科せられるだけでなく、愛用のデバイスはその場で没収され、容赦なく廃棄(ゴミ箱行き)になります。
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「禁煙マーク」に細心の注意を払う
観光地やホテルのロビー、レストランはもちろん、タクシーやツアーバスの車内も禁煙です。紙タバコを吸う際も、必ず指定された「喫煙所(Smoking Area)」を利用してください。
🏢 添乗員様へのお願い事項
お客様とのトラブルを未然に防ぎ、自社が罰則を受けないために、以下のオペレーションにご協力下さい。
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出発前・到着時のアナウンスを義務化する
旅行者に対し、「ベトナムでは電子タバコの使用・所持に高額な罰金が科せられ、機材がその場で廃棄される」旨を、渡航前ガイダンスや現地のウェルカムアナウンスで必ず周知してください。
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ツアー車両や管理施設に「警告」を明示する
新政令では、「自分が管理する場所で、他人が電子タバコを吸うのを黙認・放置した」場合、管理者(店舗やツアーバスの運行会社など)にも500万〜1,000万VNDの罰金が科せられます。弊社ガイドがお客様及び添乗員様に注意喚起を行ったのにも関わらず、お客様が指示に従わなかった場合は罰金をお客様個人もしくは添乗員に請求いたします。
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ツアーバスやバンの車内に「禁煙(No Smoking)」「電子タバコ禁止」のステッカーを分かりやすく貼る。
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ドライバーやガイドに対し、車内で顧客が電子タバコを取り出した際は、速やかに使用を控えるよう注意させる(会社を守るための防衛策です)。
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