【ハノイ】市内中心部での大型車両規制が継続、観光スケジュールへの影響必至

ベトナムの首都ハノイにおいて、2026年3月初旬から実施されている市内中心部への大型車両(29席以上)に対する交通規制が、当初の予定を過ぎた現在も継続されている。

この規制は、近年激化する市内中心部の渋滞緩和と、老朽化した道路インフラの保護を目的に、ハノイ市交通運輸局が決定したものだ。
当初は「3月中旬までの臨時措置」とされていたが、当局は「交通量抑制に一定の効果が見られる」として、無期限での継続を決定した。

規制の概要と現状

現在、29席以上の大型観光バスや契約車両は、以下のピーク時間帯において市内中心部(特にホアンキエム区、ハイバーチュン区の一部)への進入・通行が全面的に禁止されている。

  • 午前:06:00 ~ 09:00

  • 午後:16:00 ~ 19:30

規制対象は「座席数」に基づいているため、29席以上の大型バスは影響を免れない。
一方で、16人乗り(スプリンター等)や24人乗りの中型車両、およびピックアップトラックなどは24時間の運行が許可されており、代替手段としての活用が急増している。

観光業界への打撃

この規制により、特に大型団体ツアーは、抜本的なスケジュール変更を余儀なくされている。

  1. 夕食時間の前倒し・後ろ倒し
     16:00からの規制を避けるため、早めの夕食にするか、19:30以降の遅い開始に調整する必要がある。

  2. 車両の分乗
     29席以上のバス1台で運行していたグループを、16人乗り2台に分けて運行する「分乗対応」が増えており、コスト増の要因となっている。

  3. 徒歩移動の増加
    ホテルやレストランが規制エリア内の場合、規制時間外にバスを停め、そこから徒歩で移動するケースも散見される。


規制エリア内の主要ホテル・レストラン・観光地

弊社がツアーで多用する以下の施設は、規制エリア内に位置するため、大型バスでのアクセスに注意が必要となる。

主要ホテル

  • ソフィテル・レジェンド・メトロポール・ハノイ

  • カペラハノイ

  • モーベンピックハノイ

  • メリアハノイ

  • シルクパース
  • メルキュール・ハノイ・ラ・ガール

  • 旧市街内のブティックホテル

主要レストラン

  • プレスクラブ

  • ホーム・ハノイ

  • ベトライス

  • リュ・ランブロット

観光地

  • 水上人形劇場 
  • ハノイ大聖堂 
  • オペラハウス 
  • ホアンキエム湖 
  • ホアロー刑務所

留意事項

●旧市街の入り口で大型バスを降車し、電気カート(電気自動車)に乗り換えてホテルへ向かうといった運用がスタンダードになりつつある。今後も規制の緩和・解除の目処は立っておらず、ハノイを訪れる団体旅行者は、余裕を持った行程管理が求められます。

●コンバインでのハロン湾日帰りクルーズに参加の際、交通規制内のホテルに滞在される場合は徒歩での移動や指定集合場所までの各自移動をお願いする場合がございます。